
青森県弘前市の
最勝院五重塔です。
日本で一番北にある五重塔だということです。
来訪は2回目。以前訪れた時は五重塔というものにさして興味がなかったので
今回初めてマジマジと見学しました。ちょっとコミカルで親しみやすい印象をうけました。
最近は鉄筋コンクリートで建てられることもあるそうですが、そーゆーのは別にして
江戸時代以前に建立の五重塔は全国に22基あるそうで
今まで訪れたことのあるものを数えてみると10基でした。
(新幹線の車窓から見た京都の東寺五重塔を除きます)
その中で最も美しいと思ったのは山口県山口市の
瑠璃光寺五重塔です。
同じ山口市内の
ザビエル記念聖堂に行った直後に見たので
キリスト教的な美と日本的・仏教的な美とが対比されてより美しく見えたのかも知れません。
一番好きな五重塔を挙げろと言われれば迷わず山形県の
羽黒山五重塔です。
杉の巨木たちに守られるようにそびえるさまは、
何かが宿っているような不思議な存在感がありました。

最近は専ら図書館を利用して本を読んでいますが、
(多分)独身時代に買った五重塔関係の本が本棚に残っていました。
幸田露伴著 五重塔文語調で最初読みづらく感じますが、読んでいくうちにどんどん引き込まれていきます。
幸田露伴20代前半の作品だと聞いて驚きました。人を見る目が深いです。
西岡常一著 木に学べ薬師寺西塔を再建した宮大工、西岡常一さんの言葉を本にしたものです。
大きな仕事を成し遂げる職人の、木や建物に対する広く深い知識。
そしてその生き方には考えさせられます。
また奈良に行ってみたくなりました。
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