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バズーカは後方支援 

そうそう、下の記事に関連してですが・・・

(経済の話、興味無い方は飛ばして下さいね)

昔、小渕政権から小泉政権の頃、なのでもう15年位前かな、
ちょいと必要があって経済だのマネーだのの本を千冊位読んだブナパパですが、
まさかマイナス金利という時代が来るとは思ってもみませんでした。

”今回の黒田バズーカは空砲だった”と言われますが
少なくともブナ家の家計は助かりました。
ま、それでも膨大なローンを抱えていることは変わりないですが(^^;)

日銀の審議委員の一人が学歴詐称とのことで騒がれていますが、
彼など安倍政権がバズーカ実現のために送り込んだ人物でしょう。
日銀総裁、副総裁、審議委員の合計9人のうち、5人を取り込めば多数決で政策実現できますから、
安倍氏、黒田氏の言うこと聞くイイ子ちゃんなら誰でもよかったんでしょうね。

おかげで我が家は恩恵をうけましたが、日本の現状はデフレのまま。
黒田氏はクルーグマン氏に
「なぜここまでやってるのにインフレにならないんでしょうか?」
と質問したらしいですね。

多分黒田氏がカン違いしてると思うのですが、
実はデフレが経済停滞の原因だ、というのは話が逆で、
バブル崩壊後の経済停滞の結果、何年も経ってからデフレが発生しているんですね。

つことはいくら日銀がバズーカ撃ったってそう簡単にインフレになるわけではありません。
クルーグマン氏も、2000年以前は日本に対して
「金融緩和と円安誘導が必要だ!」
と言っていましたが、リーマンショック以後、
「日本に対して間違ったことを言っていた」
と反省を述べたそうです。

とはいうもののブナパパは今後何年か、何十年かかけて徐々にインフレに向かうと思っています。
経済もリーマンショックの頃よりはずっと良くなり、企業業績も回復してきましたし、
今後少子化で人不足が予想されます、というかすでに街にバイト等募集が多く見られるようになったし、
実際に建設現場などでは人不足ということが顕在化しています。

人不足になると賃金、バイト料など上げざるを得ない
→賃金上昇が物価に跳ね返ると共に、家計の購買力も上がる
→物がよく売れるようになる、サービスの値段が上がる
→さらに人不足、賃金上昇
・・・というデフレスパイラルの巻き戻し、言ってみれば”インフレスパイラル”とでも呼ぶべき状態になります。

このように実際に企業業績の向上から人不足、賃金上昇、家計の購買力上昇、企業の設備投資の活発化、
といった実体経済が上向くことによって長い時間かけてデフレ脱却に向かうのであって
日銀がバズーカ撃ったから即インフレ、となるはずはないんです。
んでも低金利、マイナス金利ってのはデフレ脱却を後方あるいは側面から支えることになるとは思いますが。

も一つついでにクルーグマン氏はオフレコで
「安倍首相に、英独首脳に財政出動させるにはどう説得したら良いでしょうか?」
と聞かれて
「外交は自分の専門分野ではない」
と答えた、とバラしてしまったそうですね。

いやー、クルちゃん、
「安倍さんねえ、自分が財務省や野党、それにマスコミや世論を説得して財政出すの難しいのわかってるデショ!」
って答えればよかったのにねえ。
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[ 2016/05/16 ] つぶやき | TB(0) | CM(0)

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