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”ひとのよめさん”を手に取って 

某図書室で「何か子供に読ませるのにいい本はないかのう」
と探していると

”ひとのよめさん”
という本が!

しびとのよめさん1

こりゃ子供に読ませちゃいけないんじゃないか、
と思いつつ思わず手に取ったブナパパ。

しびとのよめさん2

”しびとのよめさん”でした。

背表紙の上の部分が折れてて”し”が見えなかったんですな。

でも読んでみるとなかなか面白い昔話でした。

記憶をもとに細部は捨象して要約すると・・・

ある若者が村の鎮守さまの境内から出掛けて行く神様を発見。

「神無月だからきっと出雲の国に縁結びの相談に行くんだ。
自分の嫁さんは誰になるんだろう?」

ということで追いかけていくとやはり出雲の国で神様達が集まって相談しています。

「あの娘とあの男を結び付けて・・・」

ところが自分の村の神様はその間ずっと昼寝中。
話し合いが終わる頃やっと目が覚めて

「うちの村の若者は誰とむすびつけようかのう」

ところがどの娘も相手が決まってしまっています。

「仕方ない、この娘と結ばれることにするか」

「んでもこの娘は昨日亡くなったばかりじゃないか!」(そう、しびとですね)

「でも他に残っていないから仕方ないジェロ、じゃない、ジャロ」

というわけでガッカリ。
でも一応、その娘の家に若者が行ってみるとそこは長者の家でお葬式をしています。
そこで若者が

「カクカクシカジカでこの娘の婿に決まっていまして・・・
亡くなったものは仕方ないが一度抱きしめさせて下さい」

というわけで若者が娘を抱きしめると、
喉につかえていた餅がポン、と口から飛び出して生き返った娘。
長者の婿になった若者は幸せにくらしましたとさ。


以上。

アダルトシーンはなかったですが(当たり前だ)
ユーモラスな語り口でハッピーエンドでこういう本、好きだなあ。
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[ 2014/04/23 ] 育児日記 | TB(0) | CM(0)

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